*ミントブッシュは過去に栽培していた植物です。現在は栽培しておりません。
    
学名

英名
科名
属名
原産地
開花期
性状

Prostanthera rotundifolia

mint bush
シソ科
プロスタンテラ属
オーストラリア
春〜初夏
半耐寒性または耐寒性・常緑低木

その名の通り、葉にミントのような香りがあり、春から初夏にかけて花を咲かせます。プロスタンテラ属は日本に入ってきた時から現在に至るまで、掲載されている図鑑や文献が少なく、栽培する上で手探りなところが多い植物でした。まだ良く分からないところが多いので、当園では現在のところ栽培を中止しております。現在お手元で栽培して見える方々のため、不十分ではありますがここに掲載した内容が、何かのお役に立てば幸いです。



管理方法
<春と秋>
地域にもよりますが、4月中旬頃から戸外に出して育てるようにして下さい。日光を好みますので、日当たりの良い所に置きます。暖地なら、春に暖かい場所に植えれば戸外で越冬します。
<夏>
暑さには弱い方なので鉢植えの場合は、午前中のみ日が当たる所や、風通しの良い涼しいところに置き、陶器の鉢カバーなどがあれば二重にすると、鉢内の温度の上昇を和らげることができます。
*ただし日陰におきっぱなしは避けてください。
梅雨時や長雨による過湿は根腐れをおこしますので、地面に鉢を直接置くよりは、何かで浮かせて置くか、水はけの良い所に置いてください。
<冬>
品種にもよりますがやや寒さには強い植物です。凍らない程度で冬越しできます。寒さの厳しい地域は地表をわら等で覆うか、株元に盛り土をする事も効果的です。
寒冷地や山間部でも、霜の降りる前に室内で冬越しさせれば栽培が可能です。冬の間はあまりお水を与えなくても良い植物が多い中、本属は冬でも極端に乾かしすぎると株をいためますので、乾いたらお水を与えるのを忘れないでください。


肥料
葉が薄緑の班状になる事があり、はっきりとした原因は分からないのですが、これが鉄分が切れたような症状に類似しており、微量要素を定期的に与えると出にくい事から、通常の肥料の中にも、微量要素入りという商品が市販されておりますので、そちらを選んで与えるのが効果的ではないかと思います。
期間は生育中の真夏を除き春〜秋に、固形か液体の肥料を与えます。



水やり
極端な乾燥や過湿状態を与えると、一気に調子を崩してしまい回復しにくくなる性質があるようです。毎日観察を続けていればまず失敗はありませんが、土の表面が乾き始めたら、鉢底から水がしみだす位たっぷりと与えてください。


植え替え・せん定
せん定は開花後に間延びしたり大株になって株姿が乱れたときや、スペースに限りがある場合は、新しい枝や芽が沢山付いている所の上で切り戻します。冬の間にある程度の低温にあわせると、翌年春に昨年伸びた枝から新しい枝を伸ばしながら花芽を付けます。秋になってからの剪定は極力少なくし、枝の充実をはかって下さい。
春と秋が植え替えの適期です。根詰まりした株は有機質を含んだ土で、鉢土の表面を軽くほぐして植替えます。

病害虫
ほとんど付きません

その他の栽培品種 *過去に栽培していた品種です。現在は栽培しておりません。

* ここでご紹介する品種名につきましては、種苗会社から提供された資料や図鑑等を元に掲載しています。これらの名称を参考にしたり、引用にあたっては全て個人の責任においてご使用ください。ついては、それによってなんらかの不利益等が発生した場合も当園は一切の責任をお受けいたしませんのでご了承ください。 尚、新しい品種の情報やご指摘がある方はmailにてお受けいたしております。


学名不明品種

以前育てた事のある品種ですが、今でも正式な学名が分かりません。木立性で鉢植えで数年間屋外で育てています。花付きはまばらです。 学名 Prostanthera aspalathoidesu
葉に特に良い芳香があり風で揺れたり、お水やりの際に爽やかな良い香りが楽しめます。名古屋近郊の当園で、2年間屋外で育ちました。
生育が遅く大きくならないため、ベランダや狭いスペースでも長く育てられます。
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