*ルリマツリモドキは過去に栽培していた植物です。現在は栽培しておりません。
和名
学名
科名
属名
英名
原産地
開花期
性状

ルリマツリモドキ
Ceratostigma plumbaginoides
イソマツ科
ケラトスティグマ属
Hardy plumbago
中国西部原産
春〜初夏
半耐寒性低木


* ここでご紹介する品種名につきましては、いくつかの図鑑や園芸雑誌等から照合し引用したものです。これらの名称を参考にしたり、引用する事について当園は 一切の制約はいたしておりませんが、(登録品種を除く)引用にあたっては全て個人の責任においてご使用ください。ついては、それによってなんらかの不利益等が発生した場合も当園は一切の責任をお受けいたしませんのでご了承ください。 尚、新しい品種の情報やご指摘がある方はmailにてお受けいたしております。

ルリマツリモドキ(Ceratostigma plumbaginoides)

ルリマツリ(プルンバゴ)に近縁種なので、「モドキ」とついていますが、性質は少し異なります。春になると株もとの地下茎から枝を伸ばして株立ちしますが、すぐに這って横に広がります。梅雨時期には少し開花を休みますが、初夏から秋まで長期間咲き続ける青紫色の花が魅力的です。
花径は1〜2cm、草丈は30cm程度で一輪の開花期間は短くすぐ萎れてしまいますが、次々に咲いてきます。花がらが残り見た目が悪くなるのが難点ですが、脇役として使うには最適です。

置き場所
肥料分はあまり必要としませんが、適度の水はけと保水性のある場所を好みます。日向から半日陰まで適応し、コンテナガーデンや庭植え、ロックガーデンなど用途の広い植物で利用できます。秋には葉が紅葉して越冬しますが、厳しい寒さでは故死する事もありますので、できれば地表を1)マルチングした方が無難です。中部地方以西の平野部では楽に越冬できます

1)マルチング=地表を「敷きワラ」や「バークチップ」「腐葉土」などで覆い地表の温度や乾燥の急激な変化を和らげる役目をするもの。

秋になり紅葉したルリマツリモドキ。
さらに寒くなると葉を落とし地下茎で冬を越しますが、厳しい寒さでは枯れることもあるようです。
何度で枯れてしまうかはこの辺では試験できないので不明です。

肥料

春から秋に、固形の緩効性化成肥料なら2〜3回位。特に肥料切れを起こしている状態でなければ肥料は少なめで結構です。

水やり

鉢土が乾いたらたっぷりと与えます。花が咲いている時は花にかからない様にした方が長く鑑賞出来ます。冬は土の表面が乾いてから2・3日してからの方が良いでしょう。


植え替え・せん定

植替えは春から夏にひとまわり大きい鉢に植え替えます。市販の培養土でも結構ですが、赤土や腐葉土をベースに堆肥など有機質を含んだ土が理想的です。花後に刈り込むと新しい新芽が伸びてそこにまた花が咲きます。


繁殖

初夏から秋までに挿し木が可能です。充実した枝に葉を数枚つけて5cm前後に切り挿します。なかなか最初は株が増えないので数本まとめて挿すと早くボリュームが出ます。



その他の品種について
ブータンルリマツリ(Ceratostigma griffithii)

原産地がヒマラヤなので、地名のブータンから取ってこの呼び名がついたのでしょうが、この名称は流通名のようです。 花の形はルリマツリモドキにかなり似ていますが、草丈は100cm程度まで伸びるのが特徴です。

チャイニーズプルンバーゴ(Ceratostigma willmottianum 'Palmgold'

チャイニーズプルンバーゴとかDesert Skiesとか呼ばれて流通している商品です。種の形容語の「Willmottianum」はこの種を始めて発芽させた女性園芸家ウィルモット氏の名前から来ています。ブータンルリマツリに似て、草丈は100cm程度まで伸び、きれいな黄金色の葉をしているのが特徴です。
 
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