栽培品種一覧

*ツンベルギアは過去に栽培していた植物です。現在は栽培しておりません。

* ここでご紹介する品種名につきましては、種苗会社から提供された資料や図鑑等を元に掲載しています。これらの名称を参考にしたり、引用にあたっては全て個人の責任においてご使用ください。ついては、それによってなんらかの不利益等が発生した場合も当園は一切の責任をお受けいたしませんのでご了承ください。 尚、新しい品種の情報やご指摘がある方はmailにてお受けいたしております。
    
学名
科名
属名
原産地
開花期
性状

Thunbergia augustus blue
キツネノマゴ科
ツンベルギア属
熱帯アフリカ
春〜夏
蔓性多年草


ツンベルギアの中でもやや最低温度が高めでないと難しいと思っていましたが、地上部は枯れても翌年芽を出してくるようです。この種の中では大型のつる性で、温度さえあれば何かに巻き付きながら何メートルも伸びていきます。
比較的大きくならないと花を付けにくい性質なので、あまり刈り込まず伸ばすことが可能であれば、その方が良く咲きます。
図鑑により「アウグスツスブルー」と表示されていたり「オーガスタスブルー」と表記されているところもあります。 葉の形とその表面に毛が生えていたこと、花の色などから品種名はこれだと思いましたが、Thunbergia grandiflora「ベンガルヤハズカズラ」と Thunbergia laurifolia「ローレルカズラ」など非常に似ている品種が多いのと、それらの中にも多く変異が見られるので現在もはっきりとしたことはわかっておりません。いずれにしても性質はどれも良く似ています。



    



学名
和名
英名
流通名
科名
属名
原産地
開花期
性状

Thunbergia gregorii


サマーキャンドル
キツネノマゴ科
ツンベルギア属
ケニアなどの熱帯アフリカ高地
春〜夏
蔓性多年草




寒ささえしのげれば翌年も花を咲かせることが出来ます。開花にやや波がありますので、しばらく咲いては休み、また咲き始めるといったサイクルを繰り返します。
たくさん蔓が伸びて葉も細かいので、蒸れてしまう前に何かに誘引してあげると勝手に巻き付いて上って行きます。
他の品種よりも葉ダニに弱く、誘引し始めるとすぐにつくので、早め早めに防除に努めます。
乾燥や低温、強すぎる日差しなどで葉がまるまる事が時々見られます。


アンドン仕立て
上まで巻き上げたら、また下へ巻きもどしを繰り返して作ります。

右は「ツンベルギア アラータ」
種(たね)が出来て、種でも増やせる種類(実生系)のツンベルギアで、1年草扱いして育てます。

このアラータに似たような花や性状で1983年にイギリスのウィズレー植物園から導入されたと言われる「ツンベルギア サンダンス」と言う挿し木などで増やしていくタイプの(栄養系)品種もあります。

 


    
学名
科名
属名
原産地
開花期
性状

Thunbergia vogeliana
キツネノマゴ科
ツンベルギア属
熱帯西アフリカ
春〜夏
蔓性多年草


上のツンベルギア フォーゲリアナと下のエレクタは非常に似かよっていて、フォーゲリアナの方が太いシュートを伸ばしてやや大きくなる事と、葉のふちが波打っています。両者とも葉や花の色などにやや変異が表れるので、両者の特徴がはっきり出ている物しか見分けがつきません。

学名
和名
英名
科名
属名
原産地
開花期
性状
Thunbergia erecta
コダチヤハズカズラ
bush clock vine
キツネノマゴ科
ツンベルギア属
熱帯西アフリカ
春〜夏
蔓性多年草
特徴
中央〜南アフリカ、マダガスカル、熱帯〜亜熱帯アジアに100種以上が自生する。直立性またはつる性で、多年草または低木となります。果実は刮ハ(さくか)でくちばし状に突出すると、図鑑にはありますが、上記ツンベルギア アラータとツンベルギア フラグランスと言う品種が種が出来やすいそうですが、他はなぜか結実しにくいそうで、実際栽培した品種でも確認できた事はありません。それらの繁殖は主に挿し木になります。
属名はスウェーデンのウプサラ大学の植物学教授ツンベリー(C.P.Thunberg、1743-1828)の名にちなむ。

置き場所
地域にもよりますが、4月中旬頃から戸外に出して育てるようにして下さい。日光を好みますので、日当たりの良い所に置きます。屋内でも寒いところで冬越ししたものは葉が落ちてしまい、5月6月にならなければ芽を出さない場合がありますので、あきらめずに根気良く待ってみてください。
品種にもよりますが寒さには弱い植物です。強い種類のものでも凍らない程度は必要です。寒さの厳しい地域は冬は室内に取り込みましょう

肥料
生育期間中は春〜秋に、固形か液体の肥料を定期的に与えます。

水やり
土の表面が乾き始めたら、鉢底から水がしみだす位たっぷりと与えてください。ハダニがつきやすいので、出来れば水やりのたびに葉にも水をかけてあげると大発生を防げます。


植え替え・せん定
せん定は開花後に間延びしたり大株になって株姿が乱れたときや、スペースに限りがある場合は、新しい枝や芽が沢山付いている所の上で切り戻します。比較的せん定した後の芽吹きは良いので、安心して切る事が出来ます。
春〜夏が植え替えの適期です。根詰まりした株は有機質を含んだ土で、鉢土の表面を軽くほぐして一回り大きめの鉢に植替えます。

病害虫
ハダニに注意してください。
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