ハゼランは過去に栽培していた植物です。現在は栽培しておりません。

斑入り 爆蘭(ハゼラン)
学名:Talinum crassifolium
科名:スベリヒユ科
属名:タリナム属、ハゼラン属
和名:ハゼラン
英名:Coralflower
性状:非耐寒性多年草
原産地:南米
開花時期:夏〜秋
和名のハゼランは果実が熟すと中の種子が爆ぜて飛び出すところから。

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花が午後から3時間ほど開くことから「三時花」とも呼ばれます。

この他にもタリナム属には、根が朝鮮人参のように太い、見た目は非常によく似ている宿根性の、
シュッコンハゼラン 
学名 Talinum patens 

アメリカ〜メキシコ原産で、葉がマツバボタンのように
細く針状になっている
クサハナビ 
学名 Talinum calycinum

など種類が多く呼び名も似かよっていて、それらと混同されている事も多いようです。

本種は近年入ってきた新しい種類と思われますが、本種の性状からみても、Talinum crassifoliumの斑入り種だというのが一番適当と思われるためこの学名で、表示しております。

置き場所
少し耐陰性もありますが、基本は非常に日当たりを好みます。肉厚質の葉を持っており、土壌の乾燥に強いのですが、過湿にはやや弱いので水はけ良く育てるのがコツです。
高温性ですので、肌寒くなったら室内に取り込み10℃以上の暖かい部屋で越冬させます。葉が落ちても、地上部が枯れなければ、翌年初夏から成長を始めますし、種が残って翌年生えてくる事もありますが、斑入り種なので、同じ斑入りになるかどうかはまだ不明です。

*栽培し始めて新しい植物なので低温でどのくらいまで耐えられるかは、今後試験をしながら追加掲載していきます。


水やり
やや乾燥ぎみが好きな植物です。鉢土がしっかり乾いている事をよく確認してからお水を与えてください。鉢で育てて室内で冬越しをされる場合、
株のわりに大きな鉢に植えてしまうと、1回お水を与えると何日も鉢土が乾かなくなり根腐れをおこす事があります。注意してください。

肥料
それ程多肥を必要としませんが、葉や茎を伸ばし続けている時期には月に2〜3回、液体肥料を施したり、少量の緩効性化成肥料を置き肥します。ひと通り開花して茎が伸びた状態になった株は、花穂に茎の部分の葉を2〜3枚付けて切戻し、緩効性化成肥料を施します。

植え替え
可能時期:5月〜9月、適期:6月〜8月
市販の園芸培養土でしたら、どちらかと言うと水はけ良く出来ておりますので大丈夫でしょう。配合する場合は赤玉土、腐葉土、ピートモス、パーライトなどで水はけ良く配合してください。
植える際は根鉢を崩さずに、そのまま植えます。
一度地面に植えたものや、こぼれ種から生えた物を掘り上げると枯れてしまう事がありますが、根が切れることが原因ではないかと思います。その場合は大きく掘り取るようにして下さい。


剪定
可能時期:5月〜9月、適期:6月〜8月
伸びて形が悪くなった場合や花後などに、剪定や切戻しを行います。木質化していない昨年から今年にかけて伸びた柔らかい茎の所からなら大変良く芽を吹きますので、思い切って短く剪定してもかまいません。言い換えると剪定が恐くて高いところばかりで切っていると、伸びて形が悪くなった時に、固くなった茎の下の方では切りにくくなりますので、若い枝があるうちに枝分れしてる節の上2節(葉なら2〜4枚)ほどでバッサリ切戻します。

病害虫
あまり虫はつきにくいのですが、なんにでも付くアブラムシやダニ、ヨトウムシなどには一応注意して下さい。

根腐れ病
茎や花が急にぐったりして枯れてしまう病気です。主に過湿が原因で起きることが多いです。

題して「爆蘭と酔竜の寄せ植え」


当園で栽培しているパラシュートプランツ(園芸名 酔竜)とハゼランを寄せ植えにしました。

どちらも生育条件が似通っていて、開花時期も同じなので、真夏に強い寄せ植えとして仕立ててると、とっても相性が良いようです。

つる性で変った形の花が魅力のパラシュートプランツの株元を明るい斑入りの葉が爽やかにしてくれています。


「 作り方」
8号〜10号鉢を用意
水はけの良い培養土
パラシュートプランツ 3号ポット3株
ハゼラン 3.5号 1株
支柱になるもの1mくらい 3本
支柱を縛るひも、園芸用ビニタイ数本


1、パラシュートを根鉢を崩さないように鉢のふちに配置し、伸びているツルを最初だけ支柱に誘引します。

2、真ん中に根鉢を崩さないようにハゼランを配置し、深植えしないように、隙間無く培養土をつめます。

3、タップリお水をかけて終了。

4、パラシュートは枝に巻きついて上にまっすぐしか伸びませんので、変化をつけるために、長く伸びていったら、ほどいて横の支柱に渡して巻きつけます。(まき方向注意)これを繰り返していきます。

5、パラシュートを巻いていると、ハゼランが少し大きくなってきます。植えたままだと、大きい鉢に対してボリュームが足りませんので、早めに一度切戻しをすると、枝が増えて写真のように鉢一杯に広がって綺麗です。

6、その後はそれぞれに花を楽しみ、伸びすぎたり、茂りすぎたりしたら、また切戻して緩効性化成肥料を与え、花を咲かせます。
 
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