学名
流通名
科名
属名
原産地
開花期
性状

Viburnum tinus
トキワガマズミ、ビバーナム
レンプクソウ科(
スイカズラ科)
ガマズミ属(ウィブルヌム)属
地中海地方
3月〜4月
常緑低木


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屋外で植え替えながら、鉢植えとして育てることも可能なビバーナムは常盤ガマズミの名前で流通する事がありますが、正式には常盤ガマズミは小笠原原産のハクサンボクの変種を指しています。
日本に自生しているガマズミやオオデマリなども仲間に含まれますが、単にビバーナムと言った場合、だいたいはティヌスなど数品種を指して言います。

店頭に出回っている物で、黒〜紺色の実の成るものの多くがティヌスと表記されることが多いのですが、それらは生産の段階からティヌスと言う事で育てられているからです。

実際取り寄せて比較してみると、葉の光沢の有る無し、産毛の有る無し、実の色・大きさ・艶、花の時期・色・開花期間、などで違いが見られます。どれが元々のティヌスかは今の所特定ができないため、当園では栽培してみて、より園芸品種的価値の高いものを選抜して統一化していくつもりです。

      『 当園のティヌス選抜基準』

1.実に光沢があること

2.花数が多いこと

3.花付きが良いこと

4.花色がほんのり薄桃色であること

5.花の観賞期間が他種より長いこと

※実の結実率、着果率は、バラつきが出て安定しないので、今の所選抜の 基準には入れておりません。

その他品種





赤い実の成る品種もあるようです。
ティヌスのような光沢感はありません。

品種名 不明









置き場所
真夏の日差しで少し葉が焼けることがありますので、理想としては半日陰か、西日が当たらない場所。乾燥しすぎる土地は避けてください。
寒さにも強く、降雪や霜があると葉は傷みますが、関東地方くらいまでなら屋外で育てられそうです。

肥料
鉢物の場合、生育中は定期的に緩効性肥料を与えます。庭植えの場合は特に肥料切れがなければ寒肥えを与える程度で十分です。

水やり
夏場の極端な水切れで枯れることがあります。注意してください。花が咲いている間も、実の付き方に影響が出ますので、過湿・水切れに注意が必要です。

植え替え
真夏、真冬を除き可能ですが、花や実を観賞することを優先すると、春に花の咲き終わった後に行うか、秋早めに行うとよいでしょう。

せん定
樹形はある程度自然にまとまるので、剪定を必要としませんが、春に開花し、その花の咲いていた所から翌年の花芽が付く枝が新しく伸びてきますので、夏の終わりまでには済ませましょう。できれば混み合っている所や不恰好な枝などを間引く程度にした方が良いでしょう。

繁殖
挿し木による繁殖が可能です。その年に伸びた枝を適当な長さに切って挿すだけで簡単に発根します。 実が出来るので実生が可能かもしれませんが、まだ試したことはありません。

病害虫
夏の葉ダニと、7月下旬頃よりコガネムシが株元に卵を産んでいくので、知らずにいると根を食い荒らされて立ち枯れすることがあります。7月下旬から秋まで殺虫効果のある粒剤をお株元に撒いておくと防ぐことができます。
冬に実が付いた時にちょうど一番小鳥の餌になるものが少なくなるため、集まって食べ尽くされる事がありますので、実を残したければ注意が必要。

 
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