屋外で植え替えながら、鉢植えとして育てることも可能なビバーナムは常盤ガマズミの名前で流通する事がありますが、正式には常盤ガマズミは小笠原原産のハクサンボクの変種を指しています。
日本に自生しているガマズミやオオデマリなども仲間に含まれますが、単にビバーナムと言った場合、だいたいはティヌスなど数品種を指して言います。
店頭に出回っている物で、黒〜紺色の実の成るものの多くがティヌスと表記されることが多いのですが、それらは生産の段階からティヌスと言う事で育てられているからです。
実際取り寄せて比較してみると、葉の光沢の有る無し、産毛の有る無し、実の色・大きさ・艶、花の時期・色・開花期間、などで違いが見られます。どれが元々のティヌスかは今の所特定ができないため、当園では栽培してみて、より園芸品種的価値の高いものを選抜して統一化していくつもりです。
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